
カラマツは成長が早いため、戦後長野県では森林を回復させる目的で大々的にカラマツの植林が行われました。カラマツは珍しく落葉の針葉樹で、秋になると一面に美しく黄葉します。また春の新緑も見事なものがあります。
カラマツの木材は以前は利用価値がないものと思われていましたが、現在は合板など木造建築に盛んに用いられているそうです。これによって貴重な熱帯雨林の破壊を少しでも減らせれば大変喜ばしいことです。
里山も含めて、現在日本の山には大量にバイオマスが蓄積しています。私はこれからの資源エネルギー問題の決定打はバイオマスのような気がしています。
旧奈川村寄合渡(長野)
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- 2013/04/04(木) 10:25:01|
- 奈川(長野)
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日本の山を歩くとあちこちで写真のような石積の堰堤を見ることができます。砂防ダムは昭和30年ころまではほとんど石積みだったと思われます(それ以降はコンクリートか鋼製)。さすがにコンクリートよりは強度は劣りますが、なかなかどうしていまだに持ち堪えているものがたくさんあります。またコンクリートよりはるかに自然の景観にマッチしています。
写真は長野県の奈川村のものですが、この付近は終戦後土砂崩れなどで荒廃していたそうで、林野庁で大々的に治山事業をおこなったところです。実は私の職場の大先輩が奈川でその事業に従事していたのでお話をうかがったことがあります。このような小さい堰堤を沢にいくつか造る事によって土砂の移動が抑えられ、森林が回復していきます。おそらくこの技術のルーツは江戸時代以前にあると思われ、興味がもたれるところです。
奈川村奈川
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- 2013/01/11(金) 15:38:24|
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